令和10年度の新規開設に向けて5大学、3大学院大学、1高等専門学校が認可申請
令和8年10月9日、文部科学省のHPで「令和10年度開設予定大学等認可申請一覧」の公表がありました。令和8年9月末申請の分です。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/daigaku/toushin/attach/1422587_00004.html

文部科学省「令和10年度開設予定大学等認可申請一覧」より

文部科学省「令和10年度開設予定大学等認可申請一覧」より

文部科学省「令和10年度開設予定大学等認可申請一覧」より
特に注目したいのは新規設置大学が5校もあること。認可申請があったのは以下の通りです。
・ビルト大学 人間科学部
・仙台赤門医療大学 看護学部
・スポーツ科学大学 スポーツ情報科学部
・バリアフリー教養大学 リベラルアーツ学部
・高志大学 経済経営学部
令和10年度分から設置認可のスケジュールが1カ月前倒しとなり「9月末申請、翌7月末頃認可」となります。令和9年度の7月末に答申があります(継続審査は廃止)。
近年は少子化等の経営環境悪化により、学生確保等の見通しが立たずに認可申請の取り下げをする学校法人も増えています。令和9年度に博多大学の開設を目指していた博多大学設立準備会は、本年8月に設置計画を断念することを発表しました。
今回認可申請を行った大学についても、引き続き厳しい審査のもとで委員会の判定・答申がなされるものとみられます。何しろ、大学や学部の新規設置で初年度から定員割れしているところが目立ってきているため、さすがに今までと同じように認可が下りる可能性が低いと考えられます。この状況が続けば、認可申請や各種委員会の体制、ひいては文部科学省に対する批判につながる恐れがあります。
今回大学の認可申請のあったほとんどの学校法人が、短期大学や専門学校を運営する法人ですが、果たして本当に大学を今設置する必要性があるでしょうか。
これまで認可された大学や学部のその後の結果を見てみると、学校法人が提出する学生確保の見通しや各種シミュレーションだけで定員を十分満たせるか否かを審査するのはもはや困難になっています。新しいスケジュールでの今回の認可申請がどうなるか、今後の行方が注目されます。
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